HB(ホームベーカリー)とオーブンでつくる焼きリンゴのちぎりパン

難ありリンゴを大量の購入して、生で食べきれない分を焼きリンゴにしました。無農薬リンゴなので皮は全部むかずに適当にしておいて、甘味の少ないリンゴの時は砂糖を少々かけてオーブンで加熱しました。透明感がでてしっとりしたら出来上がり。焦げ目がつくまでは加熱しません。そのほうが使い勝手が良いからです。その焼きリンゴを具にして、生地つくりはホームベーカリーに任せ、成形後の発酵と焼きはオーブンを使いました。私のオーブンは小さいので出来上がった生地分を1回で焼こうとすると、写真のようにくっついて、まるでちぎりパンのように出来上がります。
食べる分だけちぎるのは大人でもちょっと楽しいので、お子さんならもっと喜んでくれるかも。

焼きリンゴ

材料

強力粉 SHOWA 280g , スキムミルク大スプーン1杯 , 砂糖大スプーン2杯 ,
塩小スプーン3/4杯(減塩です、規定では小スプーン1杯です)
コンデンスミルク10g(オイルやバターの替り、約半分のカロリーになります)
ドライイースト小スプーン1杯(あるいは風と光の天然酵母1袋, 膨らみを多くしたいときは1袋と1/2)
水190cc(水分の多いリンゴを入れるので少なめ)
焼きリンゴ100g位(生地に入るならもっと多くても良いです。)

作り方

1.イーストはイースト容器に、焼きリンゴ以外の材料はパンケースにいれ、生地コースで作り始めます。
2.焼きリンゴは生地で包みやすい大きさに切っておきます。
3.生地つくり完了の合図がしたら、打ち粉をしたまな板などに取り出します。丁寧に作るのなら、そのまま布巾をかけて10分程度休ませますが、私はすぐに適当な数に分けて成形します。私は12個くらいにします。

焼きリンゴ具をのせる

4.成型したパンをオーブン皿に並べて30分から40分ほど発酵させます。私はオーブンの発酵機能を使いました。それ以外の方法なら30度くらいの温度で発酵させます。2倍ほどの大きさに膨らむのが目安です。今回は上にリンゴを飾りましたが、足りなくなったので2個はレーズンです。1度にいろんな具で作るときは目印に中身と同じものを飾るといいですね。

材料

5.発酵が終わったら、オーブンを180度から200度に予熱して、15分前後焼きます。時間はオーブンによっても違うと思いますので調節してください。

ちぎりパン

柔らかくて、リンゴの甘酸っぱい香りの良いパンができました。家族中、とても気に入って何度でも作りたいパンになりました。

ちぎり焼きリンゴパンカット

リンゴで中性脂肪が減少

食物繊維のリンゴポリフェノールに中性脂肪を正常値にする働きがあることが、独立行政法人農研機構やアサヒビールの研究で明らかにされました。
35から57歳の成人男女14人に、1日1.5個から2個のリンゴを3週間食べてもらい血液を調べた結果、12人の中性脂肪が平均21%減少したとのこと(農研機構の実験)。なおかつ腸内の善玉菌を増やすこともわかりました。
「果糖の多い果物を食べると中性脂肪を増加させる」ということを聞いたことがありますが,その心配は不要とのこと。

リンゴポリフェノールはシミを抑える

リンゴポリフェノールはシミの原因のメラノサイトの生成を抑えるので美肌効果あり。コルステロール・体脂肪の減少効果あり。血中のビタミンCを適量にする働きもあり。

リンゴの食べ方

ダイエットなどに効果のあるリンゴポリフェノールやペクチンは皮部分に多く含まれているので、なるべく皮を残して食べると効果的です。農薬が気になる方は無農薬栽培のものを選んでください。

食前にで食べれば満腹感が得られて、他の食品の食べ過ぎを防ぐことができます。

加熱すると砂糖を加えなくても甘味を感じますので、食後のデザートとして食べれば食事の締めとして食欲を抑える効果が期待できますし、リンゴポリフェノールやペクチンの働きが強くなります。

リンゴの加工品は糖分が添加されていたり、乾燥させたものやジュースだと結果的にエネルギーの取りすぎになるので注意が必要です。

果物のある食生活推進全国協議会(後援:農林水産省)が提唱している「毎日くだもの200g」から始めてみてはいかがでしょうか。ただし糖尿病の方はカロリー制限の都合上、(通常)果物は1日80kcalとされているので、リンゴなら1/2個(約150g)程度にとどめたほうが良いそうです。

私はこの情報を昨年暮れに(2014年)にテレビで知りました。中性脂肪が増えつつあるし、リンゴは大好きなので試してみようと思いましたが、1日に1個から2個を食べ続けるのは量も金銭的にも難しいですね。そんな時に無農薬の難ありリンゴを大量に安価で手に入れることができて嬉しかったです。

ホームベーカリーPanasonic, SD-BM103、スプーンは付属のもの、さじは市販の計量スプーンのことです。